内容紹介
『ユーロマンガ』Vol.4で「かわいい罪」の抄訳を紹介したアルチュール・ド・パンスの最新シリーズ。
タイトルの『ゾンビレニアム』 (Zombillénium) とはモンスターたちを集めたテーマパークの名前。主人公のオーレリアン・ザネールは普通の人間だったが、ゾンビレニアムの従業員たちが運転する車にはねられ、モンスターとして生まれ変わることになってしまう。ゾンビレニアムのわたあめ売りとして雇われることになった彼の運命やいかに!?
フランスでも大人気、かわいい絵柄のアルチュール・ド・パンスがお届けするモンスター・コメディー。フランスでは現在第2巻まで刊行中で、第2巻が 2012年のアングレーム国際漫画祭で子ども向け作品の最優秀作品賞を受賞した。
著者紹介
作・画
アルチュール・ド・パンスArthur de Pins
1977年、フランス生まれ。装飾美術学校を卒業後、アニメーションを学ぶ。いくつかのアニメーション・スタジオで仕事をしながら、短編アニメーションを発表。
2003年以降は複数の雑誌でイラストレーターとしても活躍。2004 年には、アニメーションやイラストの仕事を継続しつつ、バンド・デシネにも手を広げる。
2006年には最初のバンド・デシネ単行本『かわいい罪』(Péchés Mignons, Fluide Glacial/『ユーロマンガ』Vol.4に抄訳)を発表。現在第4巻まで刊行中。
その後、2010年には、『ゾンビレニアム』(Zombillénium, Dupuis/『ユーロマンガ』Vol.7、8に掲載)を発表。現在第2巻まで刊行中で、劇場用長編アニメ映画の企画も進行中である。
2010年には、もう一作、自作の短編アニメ『カニ革命』(La Révolution des crabes)を元にした『カニカニレボリューション』も発表。2012年に全3巻で完結した。
2013年10月、飛鳥新社から日本語版発売予定。デザインセンス溢れる作画と上品なカラーリング、テンポのいいストーリーテリングで人気を博す若手作家である。