内容紹介

「ファンタスティック・プラネット」で知られるSF小説作家ステファン・ウルの小説「NIOURK」をバンドデシネ作家の巨匠オリヴィエ・ヴァティーヌが脚色した今作品が、ついに日本に上陸!


文明滅亡後の地球で原始的な暮らしを送る部族の中に、一人だけ黒人の少年がいた。
少年は神様の街で息絶えた長老からその力と知恵を受け継ぎ、部族を救いに出かける。
その頃部族は、自分たちが仕留めた怪物の仲間たちが襲ってくることなど知る由もなく、久しぶりの獲物に皆で喜んでいたのだった…

著者紹介

作・画

オリヴィエ・ヴァティーヌ

オリヴィエ・ヴァティーヌは、1959年4月29日にル・アーヴルで生まれた。
広告のイラストレーターや、アニメーションの背景デザイナー、映画のストーリーボード作家として活動した後、1984年に「フレッドとボブの冒険」や「スタン・パルサー」でバンドデシネ界でのキャリアをスタートさせた。そして1988年には、現代フランスSF界の名作シリーズの一つである「アクアブルー」で成功を収めた。
その後、「スター・ウォーズ:帝国の後継者」シリーズで見事な成功を収め、西部劇の「アディオス・パロミータ」や「アンジェラ」でバンドデシネ界に復帰した。
デルクール出版社では、著名なSFバンドデシネコレクションの共同ディレクターを務めながら、バンド・デシネ作家としてのキャリアも続けている。
2012年には、フランスSFの巨星ステファン・ウルの小説「ニューク」をバンドデシネ化した。

原作

ステファン・ウルStefan Wul

1922年パリ生まれのフランスのSF作家。
1956年から、伝説的な「アンティシパシオン」コレクションで、フルーヴ・ノワール出版社から11の小説を出版した。
代表作には「ニューク」、「オム族がいっぱい」(ルネ・ラルー監督により「ファンタスティック・プラネット」というタイトルで映画化)、「ペルディド星の孤児」(こちらもメビウス作画により「時の支配者」というタイトルで映画化)などがある。
ウルは、今後数十年にわたってフランスSF界を照らし続ける彗星のような存在として、確固たる地位を築いた。
今日、多くの作家やイラストレーターが、彼の影響を受けたと公言している。
ステファン・ウルは2003年にその生涯を終えている。

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