ブラックサッド ブラックサッド シークレットファイル
- 原題:
- BLACKSAD Secret File
- 著者:
- フアンホ・ガルニド(Juanjo GUARNIDO) フアン・ディアス・カナレス(Juan DIAZ CANALES)
- 翻訳者:
- 大西愛子
- 本体価格:
- 1800+税
- 発売日:
- 2017/11/18
- ISBN-10:
- 4864105847
- ISBN-13:
- 978-4-86410-584-2
- 版型:
- A4、100ページ、フルカラー
内容紹介
ブラックサッド―黒猫探偵の世界
ファンのみならずクリエイターを志す人必携の機密資料(シークレットファイル)
インタビュー&アートブック
作者2人(フアンホ・ガルニド×フアン・ディアス・カナレス)が明かす、知られざる『ブラックサッド』創作秘話。2人の出会いから作品誕生の瞬間、共同作業の秘訣、作品の裏側にある緻密な設定、名場面に隠されたさまざまな工夫、影響を受けた作家や作品まで……。ラフやストーリーボード、『ブラックサッド』プロトタイプ、未発表イラスト10ページ分など、貴重な資料満載でおくるインタビュー&アートブック。
著者紹介
作画
フアンホ・ガルニドJuanjo Guarnido
1967年、スペイン・グラナダ生まれ。グラナダの美術学校で学んだ後、マドリッドに移り、あるアニメーション・スタジオでアニメーションの制作に関わる。そこで出会ったのが後に『ブラックサッド』の原作者となるフアン・ディアス・カナレスである。
1993 年にフランスに移住し、モントイユのウォルト・ディズニー・アニ メーション・フランスでアニメーターとしてスタジオが閉鎖されるまで働く。ディズニー・スタジオで関わった仕事としては、『ノー トルダムの鐘』の背景、『ヘラクレス』のハデスのアニメーション、 『ターザン』の豹のサボーとターザンの父の作画がある。2000年に フアン・ディアス・カナレス原作の『ブラックサッド 黒猫探偵』を発表。バンド・デシネの作画家としてほかには、 テレサ・ヴァレロ原作のシリーズ『Sorcelleries(魔法)』(全3巻)がある。また二人の原作者(スタルネルとボワスリー)と三人の作画家 (シャニョー:未来編担当、ブルニュ:現在編担当、ロラン:過去 担当)との共作作品『Voyageur(時の旅人)』ではシリーズを通して 表紙の作画を担当し、またその総括編である第13巻ではシナリオにも携わり、作画を担当している。
『ブラックサッド』シリーズはアングレーム国際漫画祭で、『ブラックサッド 極北の国』が2004年、 読者賞と最優秀作画賞を受賞、2006年に最優秀シリーズ賞を受賞している。2013年、『ブラックサッド 地獄と沈黙』がアメリカのアイズナー賞最優秀作画賞と最優秀国際作品賞を受賞。2015年、『ブラックサッド アマリロ』がアメリカのアイズナー賞国際作品賞を受賞。2019年にはアラン・エロルのシナリオで『Les Indes fourbes』を発表した。
原作
フアン・ディアス・カナレスJuan Diaz Canales
1972年、スペイン・マドリッド生まれ。幼いころからバンド・デシネやアニメーションに関心を持つ。18歳のとき、あるアニメーショ ン・スタジオに入り、そこで生涯の友となるフアンホ・ガルニドと知り合う。その後、ガルニドはフランスに向かい、カナレスはスペインに残るが、二人の友情は変わらない。カナレス原作、ガルニド作画のバンド・デシネ『ブラックサッド 黒猫探偵』が発表されるとたちまち大ヒットとなり、以来このシリーズは本作の第6巻まで刊行された。バンド・デシネの原作者としてほかにはガボールが作画担当で、フランス語で刊行された『Les Patriciens (パトリキ)』やホセ=ルイス・ムヌエラが作画担当で、スペイン語 で刊行された『Fraternity(友愛)』がある。
またカナレスはアニメーションのスタジオを立ち上げ、長編アニメの制作やテレビのアニメシリーズなどの制作にも関わっている。2015年にはユーゴ・ プラット原作の伝説的バンド・デシネ『コルト・マルテース』を20 年ぶりに復活させるべく新作の第13巻「真夜中の太陽の下(仮題)」のシナリオ(作画:ルーベン・ペジェヘーロ)を書き、高い評価を得て、引き続き第14巻の「エクアトリア」も手掛ける。2017年には自分のバンド・デシネ作品『Au Fil de l’eau(水の流れに)』を発表した。