ブラックサッド そして、すべて堕ちる[後編]

原題:
BLACKSAD Alors, tout tombe (seconde partie)
著者:
フアンホ・ガルニド(Juanjo GUARNIDO) フアン・ディアス・カナレス(Juan DIAZ CANALES)
翻訳者:
大西愛子
本体価格:
1600+税
発売日:
2023/12/23
ISBN-10:
4864109893
ISBN-13:
978-4864109895
版型:
A4、72ページ、フルカラー
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内容紹介

50年代のアメリカを舞台に、登場キャラクターが全員動物という斬新な設定のハード・ボイルドBDの記念すべきシリーズ第7巻『ブラックサッド―そして、すべて堕ちる[後編]』!
シリーズ初の前後編エピソード
驚異的なクライマックスで、この見事な二部作は幕を閉じる!

“ブラックサッド、友人としての忠告だ。
アルマ・マイヤーのことは忘れろ。”
スミルノフ署長

フアン・ディアス・カナレスの計算しつくされた緻密な物語構成とフアンホ・ガルニドの美しい色合いで描かれるニューヨークの街。


『ブラックサッド そして、すべて堕ちる』(前編)はアルマの登場という衝撃で終わった。彼女はなぜニューヨークに戻ってきたのか?
ケネスに続き、劇団代表のアイリスまでが殺され、その罪をウィークリーが着せられてしまった。相棒の無実を証明するためにブラックサッドは、時には警察の妨害に遭いながらも奔走する。
その間も大建築王ソロモンの都市計画は順調に進む。
劇団、労組、マフィア、警察、病気の少年。複雑に絡み合った糸が次第にほどかれて、すべてが明らかになったときの衝撃。そしてアルマとブラックサッドの運命は?

フアンホ・ガルニドによる特別なイラスト集「ブラックサッド・ギャラリー」も同時収録!

著者紹介

作画

フアンホ・ガルニドJuanjo Guarnido

1967年、スペイン・グラナダ生まれ。グラナダの美術学校で学んだ後、マドリッドに移り、あるアニメーション・スタジオでアニメーションの制作に関わる。そこで出会ったのが後に『ブラックサッド』の原作者となるフアン・ディアス・カナレスである。

1993 年にフランスに移住し、モントイユのウォルト・ディズニー・アニ メーション・フランスでアニメーターとしてスタジオが閉鎖されるまで働く。ディズニー・スタジオで関わった仕事としては、『ノー トルダムの鐘』の背景、『ヘラクレス』のハデスのアニメーション、 『ターザン』の豹のサボーとターザンの父の作画がある。2000年に フアン・ディアス・カナレス原作の『ブラックサッド 黒猫探偵』を発表。バンド・デシネの作画家としてほかには、 テレサ・ヴァレロ原作のシリーズ『Sorcelleries(魔法)』(全3巻)がある。また二人の原作者(スタルネルとボワスリー)と三人の作画家 (シャニョー:未来編担当、ブルニュ:現在編担当、ロラン:過去 担当)との共作作品『Voyageur(時の旅人)』ではシリーズを通して 表紙の作画を担当し、またその総括編である第13巻ではシナリオにも携わり、作画を担当している。

『ブラックサッド』シリーズはアングレーム国際漫画祭で、『ブラックサッド 極北の国』が2004年、 読者賞と最優秀作画賞を受賞、2006年に最優秀シリーズ賞を受賞している。2013年、『ブラックサッド 地獄と沈黙』がアメリカのアイズナー賞最優秀作画賞と最優秀国際作品賞を受賞。2015年、『ブラックサッド アマリロ』がアメリカのアイズナー賞国際作品賞を受賞。2019年にはアラン・エロルのシナリオで『Les Indes fourbes』を発表した。

原作

フアン・ディアス・カナレスJuan Diaz Canales

1972年、スペイン・マドリッド生まれ。幼いころからバンド・デシネやアニメーションに関心を持つ。18歳のとき、あるアニメーショ ン・スタジオに入り、そこで生涯の友となるフアンホ・ガルニドと知り合う。その後、ガルニドはフランスに向かい、カナレスはスペインに残るが、二人の友情は変わらない。カナレス原作、ガルニド作画のバンド・デシネ『ブラックサッド 黒猫探偵』が発表されるとたちまち大ヒットとなり、以来このシリーズは本作の第6巻まで刊行された。バンド・デシネの原作者としてほかにはガボールが作画担当で、フランス語で刊行された『Les Patriciens (パトリキ)』やホセ=ルイス・ムヌエラが作画担当で、スペイン語 で刊行された『Fraternity(友愛)』がある。
またカナレスはアニメーションのスタジオを立ち上げ、長編アニメの制作やテレビのアニメシリーズなどの制作にも関わっている。2015年にはユーゴ・ プラット原作の伝説的バンド・デシネ『コルト・マルテース』を20 年ぶりに復活させるべく新作の第13巻「真夜中の太陽の下(仮題)」のシナリオ(作画:ルーベン・ペジェヘーロ)を書き、高い評価を得て、引き続き第14巻の「エクアトリア」も手掛ける。2017年には自分のバンド・デシネ作品『Au Fil de l’eau(水の流れに)』を発表した。

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